兄妹

(注)以下、「兄妹」というキーワードに嫌悪を抱く方は見ることをお勧めしません。
また、実妹キャラが嫌いな方や、義妹至上主義な方も読んで楽しめないと思います。
また、18禁な表現はありませんが、18禁ゲームを例にとって話しています。
それを踏まえて、下にお進みください。
  
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やぶうち優先生の新作「アニコン」はやはり兄妹モノだそうです。
>「アイドル並みにモテる兄(血のつながりナシ!)に恋する妹のまあやですが!?」
ただ…血のつながりはない様子。

……
………
orz
兄妹ものだと喜んだのは束の間…
私は義妹は評価対象外なのです。
うちのHPでの実妹キャラ私的評価でも書いてあるとおり、妹好きでも、実妹主義者です。
そこでなぜ私は実妹主義者なのか、考えてみました。
 

妹キャラに求めるもの

まず、すぐに来るのが「絆」と「背徳」です。
大抵の実妹好きは「背徳」を第1に考えますが、私にとっては「絆」は「背徳」以上に大事だと考えています。もちろん「背徳」も重要ですが。
故に「絆」を無視した「他人だからかまわない」という展開に行き着く義妹が苦手なのです。
 
それ以外で求めることは妹らしく生意気なところ。
「With You 」の乃絵美や「みずいろ」の雪希に代表されるいい子すぎる妹が私は苦手みたいです。
ぱえりあの「実樹」、初恋の「杏」、「こころナビ」の凛子、「Silence 〜涙をふいて」の一葉、「天使のいない12月」の恵美梨、等、多数のキャラ。生意気な所こそ可愛いと思います。
 
それから壊れたところも好きです。
腐り姫」の樹里に代表されるいわゆる狂気系です。
兄の独占欲が爆発しての邪魔者を排除していく姿。その姿は神々しく愛おしく感じられます。
「鎖」のちはやや「バルドフォース」の憐も狂気系でしょう。
あと狂気化していないけど、「フラワーズ」のらみかのブラコンっぷりも壊れていて面白かった。
 
それから、兄である主人公の反応。これが原因で萎えてしまうことも。
「フラワーズ」や「ALMA」の主人公のシスコンっぷりは見ていて面白かったし、「初恋」や「天使のいない12月」での生意気なことを言われて、すぐに頭をひっぱたいたり口げんかしたりというのも兄妹らしくて好きです。
でも、「ふた魔女」での主人公の一方的なシスコンぷりはちょっと…
恋風」や「僕は妹に恋をする」も主人公に共感できなかったために評価はいまいち。
主観なのでなんともいえませんが、兄の想いと妹の想いのバランスがとれている事が重要ということでしょうか?
 

義妹のパターン

大きく分けて
1.昔から義理の兄妹として育てられた。
2.兄妹として育てられるが、ある日突然、血のつながりはないと発覚する。
3.突然できた妹。
この3つでしょうか?とりあえず1つずつ検証していきます。
 
まず1
「同級生2」「みずいろ」「ダカーポ」等
兄妹の絆が十分なはずなのに、結局は「他人」であることを理由に一線を越える。
つまり、安直な上に兄妹の絆をわざわざ否定するわけです。
しかも、その寸前に中途半端な背徳を「兄妹なんだから…」と中途半端な背徳を出したりしている事もあり。
結局は血の繋がりは無いからいい、という結論に行き着くのに、中途半端な絆や背徳は、かえって萎えます。
 

「加奈」「プリンセスホリデー」「カナリア」等
知る前からどちらかが片思い、あるいは両思いであり、義理であることを知ったとたん、アタックをかけたり結ばれたりする。
というのが、最も多いパターンでしょうか?
やっぱりこれも1同様、絆の否定と中途半端な背徳が使われることがほとんどです。
  

「キャンバス」「青と蒼のしずく」「妹汁」等など
絆も背徳もありません。
…絆なんてないのは当然だし、薄っぺらい背徳なんて出されても困りますが……
「アンタなんて兄とみとめない」と言う台詞がよく使われますが、生意気なツンデレ系のはずがかえって萎えます。そういう台詞は絆があってこそ許せるものなんです!!
 

理想的な義妹

実妹主義者の私には理想的な義妹というのが思いつきません…
設定上は義理でも、シナリオ上は全く触れないことによって、実妹にまで昇華した「初恋」の杏は例外ですし…
しかし、とあるサイトにて実に面白いトピックを発見しました。
黄昏LOL
(新しい義妹の設定を考える)
実例がないので、まだ何ともいえませんが中々面白そうです。
しかもこの方の妹ランキングベスト5のうち、3人まで私とかぶってますし…
第n回 私的エロゲ妹ランキング
ちなみに私のランキング→http://www.k2.dion.ne.jp/~chitei/jitumai.html
う〜〜ん、実際に義理である事を全面に押し出して、絆や背徳を出すことは出来るのでしょうか?
とりあえず、やぶうち優先生の「アニコン」は読むことになりそうです。
なんと言っても「少女少年」の作者ですし、不安を打ち破ってくれることを期待。